福岡で新築住宅を建てる前に知っておくべき動線計画のポイントを解説します。
来客動線がプライベートな動線と交わっていると、お客さんがご家族の生活空間に足を踏み入れてしまう
ことがあるため、これらは隔てて計画しましょう。
また、生活動線と家事動線が互いに干渉していると、利便性が損なわれてしまいます。
家事を楽にするには、買い物・洗濯物を運びやすく各部屋が移動しやすくなるような動線計画が重要です。
※画像はイメージです
他県からの転入世帯数が年々増加している福岡県。[注1]
福岡市および春日市などは商業施設が多く交通インフラが整っているため、
新築住宅を建てるエリアとしておすすめです。ただし新築住宅を建てる際は、エリアの地理的条件に限らず
動線計画も忘れてはいけません。今回は、福岡エリアで新築住宅を建てる前に知っておきたい動線計画の
ポイントを解説します。
[注1] 福岡県:平成29年福岡県の人口と世帯年報[pdf]
http://www.pref.fukuoka.lg.jp/uploaded/attachment/40273.pdf
来客動線とプライベートな動線が交差しないよう配慮して計画する
※画像はイメージです
新築住宅の間取りを考える際は、来客の動線がプライベートな動線と交差しないように配慮して計画しましょう。
これらの動線が交差すると、お客さんがご家族の生活空間に足を踏み入れてしまうことがあります。
客間に案内する際はキッチンや子ども部屋など私的な空間に接触しない来客動線のプランニングが求められます。
来客動線が他の私的な動線と交差しないようにするためには、玄関から近い居室が客間であることが
望ましいです。直接廊下に面していない部屋や2階などは玄関から遠いため、
必然的にご家族の私的な空間をお客さんに見せてしまう割合が高くなります。
来客動線を私的な動線と隔てるために、新築住宅を建てる際は、玄関から近い居室を客間として想定した設計を行いましょう。
ご家族それぞれの利便性が損なわれないように生活動線を計画する
※画像はイメージです
新築住宅を建てる際は、利便性が損なわれないように生活動線を計画しましょう。
上記の来客動線の問題をクリアしていたとしても、料理や掃除といった家事を行う動線に対してトイレや入浴と
いった生活の動線が交差していると、ご家族それぞれの利便性が損なわれてしまいます。
ふさわしくない例としては、各居室からトイレ・洗面所までの生活動線が洗濯物や調理を行う
家事動線と交差しているケースが代表的です。各ご家族が通勤・通学の準備を行う動線に対して
家事動線が被ってしまうと、お互いのストレスとなってしまうので避けなくてはいけません。
とくに世帯数の多いご家庭は各動線が接触してしまいがちであるため、
洗濯場・トイレ・洗面所などの水回りは生活動線と家事動線をうやむやにせず隔てて設計しましょう。
日々の家事をスムーズに済ませたい場合は家事動線の計画が重要
料理や洗濯物、ゴミ出しといった日々の家事をスムーズに済ませたい場合は、
家事動線の計画が重要です。これが適切なものになっていないと、先述した生活動線と接触してしまううえ、
家事の効率も悪くなってしまいます。
例としては、買い物を往復して運ぶ労力を抑えるために玄関から近いエリアにキッチンを設ける、
洗濯物を運ぶ手間を低減するために脱衣室から近いエリアにランドリールームを設けるなど。
また、家事には洗濯物を回している間に朝食を支度するといった同時並行で進められるものもあるため、
家事動線計画では各部屋をスムーズに移動できるかもポイントです。
ご家族それぞれのライフスタイルごとに最適な動線を計画する
各動線が交わってストレスとならないために、福岡で新築住宅を建てる際は
ご家族それぞれのライフスタイルを考慮して動線を計画しましょう。
お子様がいるご家庭の場合、お子様が成長して動線がどう変わるかも見込んで間取りを
設計しなくてはいけません。また、高齢のご家族がいる場合は、1階で水回りが近い居室を確保することで
介助の負担を軽減可能です。各動線が独立していれば住宅内の移動がスムーズになり、
家事も効率化されて快適に暮らせるでしょう。